会社情報
2024.7.3
那須工場 カーボンニュートラルへの取り組み
那須工場ではカーボンニュートラル・脱炭素への取り組みの一環として自社エネルギーの自立化を目的とした自家消費太陽光発電システムを2023年12月から導入しています。
太陽光発電システム導入により2023年12月~2024年5月における那須工場の電気使用量の約28%が削減され、同時に約3.2万kgのCO2削減(※1)を実現しています。
太陽光パネルはクリーンルーム棟に240枚 倉庫棟に240枚
これだけの枚数による太陽光パネルの自家発電で、那須工場のCO2排出量は半年間で約3.2万kg削減(※1)できています。3.2万kg削減と言ってもピンときませんが、杉の木1本が1年間に吸収するCO2の量は約14kg(※2)と言われています。杉の木が3.2万kgのCO2を吸収しようと思うと2,200本あっても足りない計算となり、その量の多さがよくわかります。
太陽光で作った電気はCO2を排出しないクリーンエネルギーであるため、温室効果ガスの排出をゼロにするカーボンニュートラルの取り組みとして必要不可欠なものになります。
非常時の地域への電力供給と屋内の空調負荷低減
日本は災害大国です。
日本は海外と比べて地震、台風、大雨、土砂災害など自然災害が発生しやすい国土です。日本の国土の面積は全世界のたった0.29%にもかかわらず、マグニチュード6以上の地震の18.5%が日本で発生しているという統計(※3)があります。自家消費型太陽光パネルは非常時にも自立発電により電気を使用することができ、地域への電力供給にも役立ちます。
また工場の屋根に設置された太陽光パネルは物理的な遮熱効果があり、屋内の空調負荷の低減にもつながります。間接的にも電力消費を抑えて環境負荷を低減しています。
廃プラスチック 廃棄0への取り組み
那須工場では廃プラスチック廃棄量0への取り組みにも注力しています。
・サーマルリサイクル:廃棄物を焼却する際に発生する熱エネルギーを回収して利用する方法
・マテリアルリサイクル:廃棄物を新たな製品の原料として再利用する方法
主にこれらのリサイクル方法を利用して活動を行っています。
2023年までは廃プラスチックを廃棄していましたが、2024年現在では全てをリサイクルに回し廃プラスチック0を実現しています。
今後の環境活動 SDGsへの取り組み
昨今はカーボンニュートラル、脱炭素、SDGsと言った省エネをキーワードとした取り組みがピックアップされる時代となりました。
また、地域環境の一端を担う企業の社会的責任も日々高まっている状況です。
当社は高性能フィルタやクリーン機器を製造する企業であるからこそ、地球環境へ配慮した活動に鋭く反応して積極的に取り入れる責務があります。今後も環境にやさしい企業であり続けるべく環境活動に取り組んで参ります。
(※1)環境省 温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度より算定
(※2)林野庁 地球温暖化防止のための緑の吸収源対策の値
(※3)国土技術研究センターの資料による数値